19:00~21:00
当然ですが、そろばんをしている子で計算が苦手な子はいません。
ただ、そろばんを指導する立場から「計算こそがそろばんの真髄である。」と一言で片づけてしまってはもったいない気がします。
まわりでそろばんが得意な子を見てみて下さい。
そろばんが得意な子で他のことにも秀でた子、多くないですか?
最初からうまくできる子なんていません。
しかし、苦手なことでもコツコツと時間をかけて積み重ねることによって必ずできるようになることを私たちは知っています。
あきらめず最後まで寄り添うのが福知山珠算教室です。
わたしたちはメリハリを大切にしています。
切り替える力、これは日々の訓練なしでは身につきません。
時間は50分。姿勢を正し、黙々とそろばんをはじく。
それを繰り返すことによって「やるときはやる」という高い集中力を持った習慣が身につきます。
そろばんを学習することによって、計算だけではなく偏りのない総合的な力を身につけてほしい。
これは何も勉強に限ったことではありません。
「されどそろばん。」
社会でも活躍できるバランス感覚に優れた幅広い子に育ってもらいたいと考えています。
一般的に「計算」「分析」「論理的思考」を司る脳が左脳といわれ現在の日本の教育ではこちらの脳に重点が置かれているようです。
日本では教育を受けることによって左脳優位の「頭が固い」状態になってしまうのも頷けます。
対してそろばんでは同じ「計算」でも「イメージ」「感性」と結びつきの強い「右脳」で処理をしています。
左脳と右脳、バランス良く頭を使えるようになりたいですね。
そろばんがうまくなるには時間がかかります。
しかし、その過程を経験することにこそ意味があります。
時間をかけて習得したものはすぐには忘れません。
そろばんが上達するということは、数字をイメージでとらえるという素晴らしい境地に到達することであり、「そろばん式暗算」の習得はそろばん自体がいらなくなることを意味します。
コンピューターで様々なことができるようになりましたが、この体験ができるのは未だそろばんだけなのです。
これからも「デジタルの時代」でしょうか?
いいえ、ちがいます。
確かにボタンひとつで情報を取り出せる便利な時代にはなりました。
しかし、そのことが知性が豊かになることであるかと言うと・・・。
失敗と成功を繰り返すそろばん学習のような「アナログの経験」、そこで培われる豊かな人間性こそがポストデジタル時代に必要なことではないでしょうか。
これからの時代を生き抜くためには知識を身につける「座学」「暗記力」ではなく「無から有を生み出す力」「ひらめき力」が重要になってきます。
これは左脳系のAIには絶対に真似のできない力です。
これからの時代、知識の上に物事を発展させる力に秀でた右脳系の人材こそが求められます。